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【運休】台風や強風・大雨でJRだけ止まる理由はなぜ?私鉄だけ動いている理由も!

台風が直撃したり、前代未聞の大雨で浸水が起こったり、ゲリラ豪雨に降られたりすると毎回大混乱になってしまう電車などの交通網。

でも、私鉄は動いていたり、運転を再開しているのに、なぜJRだけ止まってるの?運転再開しないの?ってことはありませんか?

JRは主要な交通機関でもあるため、これがストップしてしまうのは地味に困りますよね。

でもこれを知っていれば、私鉄が動いているのにJRが動いていなくてもイライラしないかも!?

台風などの”強風”が原因でJRだけが止まる理由

台風などの強風や大雨でJRが運休しやすい理由をまとめてみました。

1.車両や線路の幅が私鉄より狭い

私鉄はJRに比べて古い車両を使用している事が多いです。

そのため車体が重く、またJRと比べて線路幅が広い路線が多い事もあり、風による影響を和らげる効果があることも関係しています。

 

2.運行範囲が広い

私鉄は比較的路線が短いです。

ですがJRは何県もまたぐように運行している路線が複数あります。

天候は局所的な変化も多いため、ある場所で起こった事故や天候による運行状況の変化は、その先の路線まで影響を受けることも多々あります。

3.メディア対策

「メディア対策」という言い方はあまりよくありませんが、強風により事故を起こしてしまった運行会社は、また同じような事故を起こしてしまうと更なる非難を浴びることになります。

それが天災や防ぎようのなかった災害であろうとも、マスコミが必要以上に鉄道会社を責めたてる傾向があることは否めません。
(例:羽越線の事故では、その前に起きた福知山線の脱線事故と絡めて報道するなどしていた)

ですが、考えようによっては無理に運転を行い、事故を起こし永久に目的地に到着しないより、遅れてでも目的地に着いた方が良いですよね。

なぜJRの強風に対する基準値は厳しいのか?

羽生本線打線事故https://yahoo.jp/cWaneXより

 

2005年に羽越本線が強風で脱線し、死者5名が出る事故が起きました。

脱線原因として瞬間風速40メートル程度の局所的な突風で車両が傾いたと結論。

予見はほぼ不可能であり、事故は避けられなかったものとされましたが、JRはこの事故を受け、列車運休にかかわる風速規制を強化し、それまで秒速30mで運休となっていた規制値を秒速25mに強化しました。

この規制強化より、強風・突風による大事故は起こりにくくなった一方、他の私鉄各線より基準が厳しくなったため、JR線は軒並み運休しているにも関わらず、他の私鉄各線は通常運行している、といった状況が発生しています。

台風でも私鉄が止まらない理由は基準値の違い!

結論からいうと、台風や強風、大雨でも私鉄が止まらない理由は、私鉄のほうがJRよりも基準がゆるいからです。

JRの運行基準

運行状況 基準値
運転見合わせ 風速25メートル以上
徐行運転 風速15メートル以上

 

私鉄の運行基準

運行状況 基準値
運転見合わせ 風速30メートル以上
徐行運転 風速20メートル以上

※私鉄は各運行会社により基準値は異なります。
 また、地域差も大きいため一概にこの基準値だけで運行するかしないかの判断をするとは限らないそうです。

 

JRは他の運行会社より基準値が厳しく設定されているので、私鉄が動いている時も止まっていることがある、というのが大きな理由のようですね。

まとめ

公共交通機関が時間どおりに運行していなかったり、止まってしまうと生活に影響が出ますし、いろいろと困ることも多いですが、安全第一という意識をもって我々も余裕を持って行動することが大切だなと思います。