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台湾と中国の仲が改善!?2018年の地方選挙の結果で中台統一に近づいた?

台湾 国民投票 同性婚合法化

2018年11月24日に行われた台湾の地方選挙

現在与党である民進党が大幅に議席を減らして惨敗に終わるという結果になりました。

民進党の主席である、現在台湾総統の蔡英文氏は「努力が足りなかった」と謝罪し、民進党の主席を辞任しています。

2018年台湾の地方選挙の結果は?

2018年台湾地方統一選挙 結果

台湾では、北側が国民党支持者が多く、南側は民進党支持者が多い、という風に支持する政党が地域によって分かれている傾向がありました。

前回の地方選挙では、南部はもちろん、中部の台中、北部の基隆、桃園市なども民進党支持を得ることができ、た結果であったのに対し、

今回の地方選挙では、20年不落とされていた南部の都市・高雄でその議席を落とし、台中や離島などの議席も落とす結果となってしまいました。

野党である国民党は15都市の直轄市の議席を得ることができました。

なぜ与党である民進党は議席を落としてしまったの?

今回の選挙結果は、完全に国民の内政問題に対する不満が爆発した結果である、と言えます。

台湾と中国の仲が改善?今後統一の可能性は?

今回の選挙結果の影響をうけて、台湾と中国の統一が加速するのか?という疑問には、

可能性は低いです!

と断言します!

(武力行使や何か他の大きな政治的問題が起こればわかりませんが…)

 

今回の選挙結果は、経済や社会政策などの内政問題による国民の不満が大きかったことの結果であり、決して台湾の人が中国と統一したい!と思っているわけではないからです。

もちろん、経済の発展や安定のためにはある程度中国との距離を縮めないといけないことはありますし、そのことは台湾に人たちもよくわかっています。

現政権では、「台湾独立思想」が強いので、中国から圧力をかけられていることもあり、なかなか思うような経済成長が望めないのが現状。

日本での報道では、「中国の影響で与党が惨敗した」というような報道のされ方ですが、実際のところは、「現政権が内政問題で惨敗したから、中国の影響力が高まる可能性があると危惧」というのが正しいのです。

国民党の得票率は、実はそこまで高くない。

2018年台湾地方統一選挙 結果

今回の地方選挙結果だけを見たら、国民党が圧勝!

ですが、個々の得票率を見てみると、60%以上の得票率を取った都市は一つもありません。

この結果が意味するところは、やはり現政権に対するNOであり、国民党を支持したい、ということではないことを意味しています。

議員の獲得数はそこまで変わっていない

2018年台湾地方統一選挙 議席数 

2014年と2018年で、地方議員の議席数はさほど変わっていないことがわかります。

ここからも、今回の選挙の結果は、国民党を支持したいわけではない、ということが読み取れるかと思います。

国民投票も影響している?

今回の選挙では、”公投”という国民投票も一緒に行われていました。

現政権は、同性愛による同性の婚姻を認める政策を進めていました。同性婚に賛成の人はたくさんいましたが、それ伴う子どもたちへの性教育の方向性がおかしな方向に。

小学生の教科書の中で、男女の違いを説明することを省いて、同性愛を勧めるような表現があったり、伝統的な一男一女の婚姻についての記載が削除されたり、性別で分けないトイレを設置したり…等、

子どもたちに持たせたい観念とかけ離れていたため、多くの保護者(=有権者)の支持を得ることができませんでした。

台湾の同性婚については、こちらにまとめています!

台湾で同性婚はもうできない?!合法化できなかった理由を徹底解説!アジア圏で初めて台湾で同性婚の合法化の見通しが発表されたのは記憶に新しいです。 2018年に行われた地方統一選挙で、同性婚の合法化につ...

また、今回の国民投票が同時に行われたため、選挙会場には長蛇の列ができ、本来午後4時に投票終了となるところが、4時までに列に並べば投票はできる、という風に急遽ルールが変更され、最も遅かったところは夜の7時になっても終わりませんでした。

この国民投票を別の日に設定していれば、もう少し選挙がスムーズに行われたのではないかという意見が多数。

また、台北市長選では、まだ投票が終わっていないところがあったのに、開票が開始されていたこと、そのことが得票率に影響していると主張し、敗戦となった国民党の候補者が選挙の無効を訴えています。

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まとめ

2018年台湾の地方統一選挙の結果についてまとめてみました!

台湾の選挙っていつもものすごい盛り上がるのです。

投票率も68.87%とかなり高いです。

若い人の関心も高く、選挙のために里帰りする人も多いし、そのために職場が仕事を休むことも許してくれます。

この辺は、日本人ももっと見習わなければならないなぁと思うところです。

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